文学館特別展「河野常吉展」…その2
投稿日:2020年12月21日 / 投稿者:スタッフ観光案内所
文学館の特別展「河野常吉展」を見てきました。
どんな人物なのか知りませんでしたが、展示物などを見て、
どれだけ凄い業績のある人なのか、読んでいくうちに引き込まれていきました。
どうぞ、皆様もご覧になりませんか⁈
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『文久2年、長野県東筑摩郡島内村(現松本市)の学者の家に生まれ、長野県師範学校松本支校を卒業し、満16歳の若さで西筑摩郡福島学校に訓導(正規の教諭)として赴任。その後改あらためて慶応義塾で学び、22歳で鉱山分析に従事。
さらに、24歳で新聞編集に携わって自由民権の志士とも交流。
翌年に長野一等測候所の創設時に所長として赴任し、後に中央気象台に勤務した。彼の学問領域は、その時点で政治・経済・統計・歴史・地理・考古学・教育・農業・地質・気象に及んだ。
転機は明治27年、31歳で北海道に渡り、道庁の嘱託となり、新植民地における状況調査にあたる。石狩・胆振・渡島・後志を皮切りに、未開の地、道東。道北まで足を運び、詳細な記録をもとに先ず根室・北見・日高・釧路・十勝の「北海道殖民状況報文」を順次刊行。その熱心な取り組みにより、リアルタイムの状況について、知見が最も幅広い人物となりました。
常吉の仕事は、「北海道史」を始めとする各地の歴史書の執筆に代表される。また、準備のために古文献の分析や開拓地に関する統計記録や風俗文化など膨大な草稿を残している。遺跡の発掘調査、民具の収集などあった。
晩年は小樽図書館で館長を務め、小樽市史の土台となる多くの資料を書き上げるなどおたるにもゆかりが深い。しかし、ひたむきな性質はしばしば勤め先との
軋轢を生み、そのため彼の業績は、在命中も没後も充分に評価されてきたとは言いがたい。今回の展覧会では、北海道史研究のパイオニア・河野常吉の足跡を、著者・草稿・写真などの展示を通じて紹介したい。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「河野常吉」案内チラシより
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■■■文学館特別展「河野常吉展」■■■
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会 期 2020年12月5日(土)~2021年1月31日(日)
休館日 月曜日(1/11を除く)・12/29(火)〜1/3(日)・1/12(火)・13( 水)
入館料 一般300円,高校生・市内高齢者150円,中学生以下無料
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▼河野家.家族写真(明治39年11月)
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市立小樽文学館
住所:小樽市色内1-9-5
TEL: 0134-32-2388
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